栄養管理科基本方針

1. 病院における食事は、「治療の一環」である食事療法として提供する。
2. 患者のニーズに配慮し、患者サービスの向上をはかる。
3. 患者およびその家族に対し、食生活に対する知識の普及、啓蒙にあたる。
4. 食品の安全を確保し、衛生上の危害を防止する。
5. 業務は効率的、経済的に運営する。
6. チーム医療の一員として、職員個々が研鑽する。
7. 地域との連携をはかり、地域住民の健康増進に貢献する。

業務内容・業務件数

入院中の食事・栄養管理について

入院中の食事は、厚生労働省の定めた基準を満たした食事を提供しています。
病態や身体状況、年齢等を考慮して食事の種類を選ぶことができるよう設定されています。

入院中の食事・栄養管理について

食事提供時間は、朝食7:30頃、昼食12:00頃、夕食18:00頃。
温冷配膳車により適時適温での食事提供を行っています。

摂食機能や嗜好に配慮した個別対応も行っています。
常食・全粥食・エネルギーコントロール食では、週1~2回の選択食を実施しています。
ほぼ毎月1回は、カードを添えて行事食を提供しています。(ひな祭り、七夕、三社大祭など)
小児が対象の食種では、行事に合わせたおやつの提供を行うこともあります。

  • 入院中の食事例1
  • 入院中の食事例2
  • 入院中の食事例3
  • 入院中の食事例5
  • 入院中の食事例6
  • 入院中の食事例7
  • 入院中の食事例8
  • 入院中の食事例9
入院中の食事例10

当院で出産された方には、お祝いの気持ちを込めてお祝い膳の提供を実施しています。2023年9月より内容を見直し、主食や飲み物を選択できるようになりました。

病棟訪問・嗜好調査

病棟訪問・嗜好調査

患者様の嗜好への配慮のため、年に2回の嗜好調査を実施しています。
昼食時に病棟へ訪問し、食事に対するご意見・ご要望を伺い、食事提供量や形態の調整、嗜好に合わせた食事提供に努めています。
*感染症流行の場合は中止や時間帯の変更をする場合があります。

栄養相談

集団教室

糖尿病教室として隔週月曜日に集団栄養指導を実施しています。
出産準備教室として月に2回の集団栄養指導を実施しています。
*感染症流行の場合は中止することもあります。

栄養相談 集団教室
個別栄養相談

入院・外来患者さんに対し、栄養相談室やベッドサイドでの栄養相談を実施しています。
医師・看護師と共同して透析予防指導も実施しています。
隔月第2火曜・水曜日には透析センターでの栄養相談を実施しています。

栄養相談 個別栄養相談
個別指導実施病名一例
糖尿病、糖尿病性腎症、慢性腎臓病、透析、消化管術後、炎症性腸疾患、肝臓・胆嚢・膵臓疾患、心疾患、高血圧症、脂質異常症、肥満症、骨粗鬆症など
栄養指導加算件数
集団栄養指導
実施件数
入院個別栄養指導
実施件数
外来個別栄養指導
実施件数
令和2年度 2285件 423件
令和3年度 8件 2651件 477件

NST(栄養サポートチーム)

  • NST(栄養サポートチーム)1
  • NST(栄養サポートチーム)2

NSTでは、医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師等の他職種と協力し、低栄養状態改善に向けて患者さんの栄養サポートに努めています。

令和3年度NST介入実績
介入患者数 介入した診療科 介入疾患上位3位
71名 16科
(整形外科、消化器科、救命救急科、
心臓血管外科、外科など)
1位 がん
2位 骨折
3位 心疾患

栄養だより

毎月、栄養だよりを発行して院内に掲示し、栄養に関する情報提供をしています。
透析センターでは透析患者さんを対象とした栄養だよりを配布しています。