看護局の取り組み
~各診療領域のリンクナースは様々な活動をしています~
感染対策リンクナース会
看護局感染対策リンクナース会は、感染対策に興味がありリーダー的役割ができるスタッフが各部署から1名ずつ選出され、院内感染の発生および拡散を防止するために院内感染防止チーム(ICT)と連携し感染対策に取り組んでいます。
リンクナースは感染対策集中講義を受け、感染対策に関する知識と技術を身につけたうえで手指消毒遵守や医療関連感染の防止、療養環境の整備を徹底できるよう各部署で活動しています。
また感染対策リンクナース会は話し合いだけでなく、実際に各部署をラウンドし、ラウンド結果をもとに自部署の感染対策を見直したり、自分たちのスキルアップにもつなげています。
安全対策リンクナース会
八戸市立市民病院の安全・安心を守るために、各病棟から我こそはと選りすぐられた24名が、安全に対する問題解決に向けて、日々リンクナースとして解決策を検討し、スタッフの先頭にたって、頑張っています。
患者さんの安全は、私達にお任せください。
看護記録リンクナース会
看護記録リンクナース会は、各部署から選出されたスタッフが看護記録について考える会です。
入院した患者さんや家族が望む場所に帰れるようにするために、患者さんや家族とともに看護目標やケア内容を考え、実践した内容を適切に記録に残すことをリンクナース会の目標に掲げ活動しています。
自分たちが行った看護や患者さんの生活に関する情報を多職種と共有し、患者さんによりよいケアを提供するためには充実した看護記録が必要と考えます。
患者さんの状態を観察し、話しを聞き、患者さんの希望や状態の変化を確実に記録し、入院・通院にかかわらず、患者さんを地域にもつないでいけるような記録になるように取り組んでいきたいと考えています。
スキンケアリンクナース会
スキンケアリンクナース会は部署のスキンケアの質の向上を図るべく、コアとなるスタッフが集まり活動しています。
褥瘡予防用品の管理やスキンケアなどについて勉強会を行い、リンクナースの知識と技術の向上に努め、得た知識は部署に伝達するなどで情報共有をしています。
患者さんの皮膚を守るため、褥瘡予防や皮膚トラブル予防に向けた取り組みを行っています。
認知症ケアチーム
2024年1月より、認知症サポート医、認知症看護認定看護師、精神保健福祉士の3名で活動しています。
チームとして、認知機能低下のある方が入院初期から安心して治療を受け、入院生活を過ごし、可能な限り希望する生活の場所へ戻ることができるようサポートしています。
入院前のIADLやADL、認知機能、生活習慣や価値信念などその方の人生に着目し、持てる力を発揮できるようなケアについて各部署スタッフと検討し、認知機能低下のある方の苦痛や不安、環境変化への不適応を予測し、苦痛緩和、環境調整やコミュニケーションの工夫、代弁者の役割としての介入などに力を入れています。
今後は、院内のリソースとの連携強化、認知機能低下のある方の「その人らしく生きる」を支えるために、ご本人やご家族に学びながら、意思決定支援や倫理的課題についても検討していくことが課題と考えています。
RRT
RRSとはRapid Response Systemの略語で院内迅速対応システムのことです。迅速な対応を必要とするバイタルサインの悪化を認める入院患者を把握して早期に対応し、容態の悪化や有害事象の重篤化を防ぐことを目的とするシステムで、RRSを運用して活動するチームがRRT(Rapid Response Team)です。
当院では特定看護師13名がRRTとして活動しています。看護師特定行為研修で学んだ観察力、判断力を活かして迅速に対応することで、院内の急変リスクの低減だけでなく、スタッフの安心感や患者さんの安全にも繋がっています。看護の専門性を活かし、チーム医療の一員として取り組んでいます。
また、病棟スタッフへの支援や急変対応に関する知識技術の普及にも貢献しています。
倫理的感性を高める会
倫理的感性を高める会は、日常的に行われる医療やケアの中にあるジレンマや葛藤といった気づきを共有し行動に移す倫理的感性を高めることを目的としています。
臨床倫理の基本的な考え方や事例検討の方法について学習し、理解を深める所から会の活動をスタートしており、今後は会ごとに身体拘束や排泄介助、清潔援助、ルーチン業務といったテーマを提示し、自部署での事例を持ち寄り話し合う事を計画しています。
入院生活で生じる窮屈さを改善できるよう、話し合いでの気づきや共有内容を各部署の取り組みに活かし、倫理的視点を大切にした恕いやりのある看護ケアに取り組みます。
看護補助者会
看護補助者は看護師の指示の下、病室の環境整備、シーツ交換などの生活環境に関わる業務、配膳・下膳、食事介助、清潔ケアなどの日常生活に関わる業務、診療材料の補充、物品搬送などの診療の補助など幅広い業務を担う重要な存在です。
看護補助者会では各部署の代表者が集まり、看護師と協働し患者さんの療養生活をよりよくサポートするために自分たちができることは何かを話し合っています。
現場においては、看護師が専門性の高い業務に専念できるように、看護チームの一員として活躍しています。
患者さんやそのご家族と接する機会も多く、資格が無くても働くことができ、人の役に立てるやりがいのある仕事です。是非、私たちと一緒に働いてみませんか?
サポーティブケアチーム
サポーティブケアチームは、入院中の患者さんが抱えているつらい症状に対して、主治医・病棟看護師・リハビリスタッフ・薬剤師・栄養士などのメディカルスタッフのみなさんと一緒に、よりよいアプローチを検討し提案しています。がんに限らず、どの疾患にも対応しています。
身体的な症状をはじめ、病状説明後の心理的なサポートや在宅療養に向けた調整等も相談対応しております。
リエゾンチーム
<近日公開予定>
QCサークル
<近日公開予定>