循環器内科

循環器内科のご紹介

循環器科内科と心臓血管外科の「ハートチーム」で、心不全・虚血性心疾患・末梢血管疾患・弁膜症・不整脈・心筋症といった心疾患に、適切な治療を提供しています。DrヘリやDrカーを擁する救命救急科とも連携していますので、迅速な緊急治療が可能です。さらに、急性期治療から安定期治療への移行だけでなく、生活習慣の再確認や心臓リハビリテーションにも力を入れており、栄養指導や運動療法を行っています。心臓の病気は、一度の大きな治療だけでなく、通院と内服を続ける場合が多いため、患者様と医療スタッフの継続的な関係構築に努めています。

◇ 専門的診療が必要な循環器疾患患者さんが来院、またはかかりつけ医よりご紹介いただきましたら、迅速に対処いたします。特に緊急性の高い急性心不全や急性心筋梗塞に対しては、24時間/365日対応できる体制をとっています。

◇ 血行動態が不安定な場合は、大動脈内バルーンパンピング・インペラ(補助循環用ポンプカテーテル)といった装置を使用して、集中治療を行います。

◇ 年間に約300~450例(うち約120~140例は急性心筋梗塞への治療)の冠動脈インターベンション(PCI)を行っています。

◇ PCIでは、超音波や光干渉断層法を用いて、適切なバルーンやステントを選択しています。高度石灰化病変に対しては、ロータブレーター(ダイアモンドでコーティングされた楕円形のバーが前後方向に高速回転します)やダイアモンドバック(ダイアモンドでコーティングされたクラウンが高速軌道回転します)といった切削するデバイスや、衝撃波を血管内から照射して石灰部を破砕するIVLを用いて治療しています。また、病変によっては、カテーテルの先端からエキシマレーザーを照射して、プラークや血栓を蒸散させることがあります。カテーテル治療や検査は、主に手首の橈骨動脈から行いますが、血管の性状によっては、総大腿動脈を選択することがあります。

◇ 間欠性跛行症状や重症虚血症状を有する下肢閉塞性動脈硬化症(LEAD)に対して、血管内治療(EVT)を行います。血管や病変の状態に応じて、ベアメタルステント、薬剤溶出性ステント、ステントグラフト、薬剤溶出性バルーンを用います。下肢の動脈も石灰化をきたしていることが多く、効果的に切削し吸引するデバイス(ジェットストリーム)も導入しました。また、より侵襲が少ない橈骨動脈や足背動脈穿刺からの治療も積極的に行っています。また、LEADの患者様に対応する初診外来枠を、水曜日午後に設けています。簡便な紹介状票がございますので、ご活用ください。

◇ 肺高血圧の患者様には、肺血管拡張薬などで治療します。慢性血栓塞栓性肺高血圧症の場合、バルーン肺血管拡張術を行うことがあります。

◇ めまいや失神を伴う徐脈性疾患には、ペースメーカー移植術を行います。通常のペースメーカー本体と心臓の間に経静脈リードが介在するタイプのほか、リードがないペースメーカーを選択することがあります。リードレスペースメーカーは、カプセル型で大きさ小指程度の電池です。大腿静脈または内頚静脈アプローチで右心室中隔に直接押し当てながら留置します。さらに心房をペーシングするリードレスメースメーカの移植も始めました。

◇ 心室頻拍や心室細動に対しては、ショック機能を備えた植え込み型除細動器移植術を行います。

◇ 刺激伝導障害(完全左脚ブロック)を伴った重症心不全症例には、右室リードに左室リードを加えた両心室ペースメーカーを移植しています(心室再同期療法)。

◇ 心臓を効率よく収縮させるための電気信号回路に異常があると、発作性上室性頻拍・心房粗動・心房細動といった不整脈をきたします。普段は正常な心電図でも、不整脈疾患が疑われる場合は、カテーテルを用いて電気生理学的検査を行います。さらに、局所的な心臓内の異常回路に対して経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテル・アブレーション)を行っています。アブレーションに際しては、3次元マッピングシステムを用いて不整脈起源を同定しながら治療します。

◇ 心不全の原因検索として、カテーテル検査のほか、超音波、CT、MRI、核医学検査を行っています。また、心筋生検を行い、組織を顕微鏡で確認することがあります。

◇ 地域の病院・診療所(医院)様と強力に連携を進めたいと考えております。当科では上記のように循環器救急診療・集中治療・高度診療に力を注ぎたいと考えておりますので、病状の安定した患者様を外来で診ていく余力が不足しています。そこで、病状が安定した患者様については、紹介元で御治療いただき、また状態が変化した際に当院で対処させていただくよう、病院間の連携を進めていきたいと考えています。

診療実績とその特徴(2025年1月1日~12月31日)

  1. 心臓カテーテル検査(CAG)+経皮的冠動脈形成術(PCI) 749件
  2. PCI 447件(うち、急性心筋梗塞・不安定狭心症に対する緊急PCI 143件)
  3. インペラ補助 18件
  4. 下肢閉塞性動脈硬化症(LEAD)に対する血管内治療 (EVT) 144件
  5. 経皮的大動脈弁拡張術/経皮的僧帽弁交連裂開術/経皮的中隔焼灼術 10件
  6. 慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対するバルーン肺動脈形成術 6件
  7. 経静脈リードを用いた新規ペースメーカー移植術(PMI) 41件
  8. 新規リードレスペースメーカ移植術 68件
  9. ペースメーカージェネレータ交換 9件
  10. 新規植え込み型除細動器(ICD)移植術 9件
  11. ICD交換術 3件
  12. 新規両室ペーシング機能付き植込み型除細動器(CRT-D)移植術 18件
  13. CRT-D交換術 3件
  14. 新規両室ペースメーカー(CRT-P)移植術 7件
  15. CRT-P交換術 1件
  16. カテーテルを用いた電気生理学的検査 98件
  17. 心房粗動または発作性上室性頻拍に対するアブレーション治療/心房細動に対する肺静脈隔離術 144件
  18. 心房細動に対する肺静脈隔離術 84件
  19. 心筋生検検査 34件

診療受付時間・外来診療担当医のご案内

診療受付時間

循環器内科の診療受付時間と休診日は下記となります。

診療受付時間のご案内
診療受付時間 午前8:15~午前11:00
休診日 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日)

外来診療担当医

外来診療担当医一覧表ページでご確認ください。

専門外来

・抹消血管外来:火曜日(午前)水曜日(午後)

担当医師のご紹介

私たちが、八戸市立市民病院の循環器内科を担当しておりますので、宜しくお願いします。

病気についてや症状でお悩みの方など、お気軽にご相談ください。

松井 宏光 (まつい ひろみつ)
所 属 科 循環器内科
出身大学 東京大学大学院(分子循環代謝病学)、島根医科大学
卒 業 年 平成10年
専門分野 循環器一般・経皮的冠動脈インターベンション・ペースメーカー
コメント 日本専門医機構内科専門医・指導医
日本循環器学会認定 循環器専門医
医学博士
医師臨床研修指導医
インターベンション学会認定医
堀内 大輔 (ほりうち だいすけ)
所 属 科 循環器内科
出身大学 弘前大学大学院(弘前大学内科学第2講座)、大分医科大学
卒 業 年 平成12年
専門分野 循環器一般、不整脈専門医、循環器専門医、ペースメーカー/ICD/カテーテルアブレーション
コメント 医学博士
日本内科学会認定医
総合内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本不整脈心電学会認定不整脈専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア認定医/指導医
遠藤 知秀 (えんどう ともひで)
所 属 科 循環器内科
出身大学 弘前大学大学院(循環器腎臓内科学講座)、岩手医科大学
卒 業 年 平成19年
専門分野 循環器一般、経皮的冠動脈インターベンション・EVT・ペースメーカー/ICD/CRT
コメント 医学博士
日本内科学会認定医
総合内科専門医指導医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション学会認定医・専門医
植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修修了
リードレスペースメーカ(Micra)プロクター
医師臨床研修指導医
酒井 峻太郎 (さかい しゅんたろう)
所 属 科 循環器内科
出身大学 弘前大学大学院(循環器腎臓外科学講座)、弘前大学
卒 業 年 平成28年
専門分野 循環器一般、経皮的冠動脈インターベンション・ペースメーカー
コメント 医学博士
日本専門医機構認定内科専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
相馬 宇伸 (そうま たかのぶ)
所 属 科 循環器内科
出身大学 弘前大学大学院(循環器腎臓内科学講座)、弘前大学
卒 業 年 平成29年
専門分野 循環器一般、経費的冠動脈インターベンション・ペースメーカー
コメント 医学博士
日本専門医機構認定内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
日本周術期経食道心エコー認定医(JB-POT)
植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修修了